DOSVキー配置変換器(10KVCH30) ●本商品は、DOSV用のキーボードをケーブルの途中で入替る事で、キーボードの配置を変換する装置です。 ●MSDOSやWINDOWSなどソフトによって入替えて使ってらっしゃる方は多いとおもいます。しかしこの商品はハードで入替えてしまうのでOSを選びません。これでキーボードの配置変更をしてしまえば、WINDOWS95でもUNIXでも大丈夫です。 ●本商品では最大30キーの配置交換が可能です。交換なら15ペアです。多くはありませんが通常の使用には十分です。 ●変換テーブルは電気を切っても消えません。 ●コネクタはPS/2タイプと呼ばれるキーボードに対応しています。MINIDINと呼ばれる直径10mmのものです ●ATタイプの方は変換ケーブルを別途ご用意下さい。 ●電源を入れた時は常に変換動作になります。 ●複数のキーの組み合わせ状態を1キーで再現する機能(いわゆるマクロ機能)は持っていません。 ●SHIFT/CTRL/ALTの状態により別キーとする機能は持っています。 ●コードセット2にのみ対応しています。 接続方法 商品に付属するケーブルはLED側のコネクタに差し、パソコンと接続して下さい。キーボードはボタンの隣に挿します。 表示と意味 赤LED:(学習) 赤点灯は変換元[S]の学習中 赤点滅は変換先[D]の学習中 赤消灯ならは学習動作はしていません 緑LED:(変換) 緑点灯中は [S]と学習されたキーが押されると [D]に変換されてパソコンに伝わります 緑消灯中はキーがそのままパソコンに伝わります 緑点滅中は変換テーブルが無い事を意味します 操作方法 本体に付属するボタンは1個だけです。このボタンはチョンと叩く動作と連続1秒以上押しつづける操作とが区別されます。 1)このボタンを叩くと 赤消灯->赤点灯->赤点滅->赤消灯 と状態が移行します。この時 赤が消灯されると緑が点灯します。 赤が点灯されると緑は消灯します。 例外:赤点灯期間中に変換元[S]が何も押されなければ赤消灯に移行。 2)このボタンを緑消灯中に押してそのまま押しつづけると変換テーブルを消去します。緑消灯からボタンを押した瞬間に緑点灯し、押しつづけると1秒後に点滅を始めます。 3)このボタンを緑点灯中に押してそのまま押しつづけると緑も赤も消灯します。 表示は緑点灯からボタンを押した瞬間に緑消灯赤点灯し、1秒後に赤も消えます。更に1秒後には緑が点滅します。 操作例 なお、学習中でもキーはパソコンに伝えられますから、例えば1を押したら1を押した事になります。それが問題ない状態で行って下さい 1)英数キー[CAPS]と[CTRL]キー交換 DOSVに付属のキーボードは左CTRLが手のひらで押すしかない不便な位置にあります。これをCAPSと入替えてみます。 ボタンを何度か叩き、まず赤LEDが消灯してる状態にします ◎[CAPS]◎[CTRL]◎◎[CTRL]◎[CAPS]◎ 操作中◎は商品上のボタンを叩く事を意味します [CAPS]はCAPSを叩く事を意味します。 赤点灯/点滅中にキーボードを1個以上押した時には基本的には最後のキーだけが変換元、変換先の対象となります。 2)[半角/全角]キーを[ESC]にする さらに本来なら[ESC]のあるべき位置に[半角/全角]キーがありますね。ただ、漢字FPを呼び出す操作は馴れているのでこのキーで行いたいという場合には、赤LEDが消灯してる状態を確認して ◎(ALT ON)(ALT OFF)[半角/全角]◎[ESC]◎ この例にあるように、特定の条件の時だけ配置交換することがCTRL/SHIFT/ALTの押下げ状態とNumLockのLEDの状態で指定出来ます。 条件を指定するのは簡単で、赤点灯中にこれらの状態を変更する事で指定するよと教えた事になります。上の例ではALTをわざと押して放してやる事でALTが放された時にという意味になります。 3)CTRL+[右ALT]キーをALT+[漢字]にする PC98ではCTRL+XFERで漢字を呼び出しました。この操作に馴れている方は左手で漢字呼び出しするのに抵抗があるかもしれません。 右ALTはまず使わないキーですからこれを使ってみましょう。 こういう変換をさせたい場合、ついつい[D]にあたるキーを先に押してしまうものです。逆にならないよう「このキーを押したらこれが押された事に」と考えるようにして下さい。 ◎[SHIFT][ALT](CTRL ON)[右ALT](CTRL OFF) ◎[CTRL](ALT ON)[全角/半角/漢字](ALT OFF)◎ 関係ないSHIFTを叩いているのはSHIFTが押されていない状態だと 教えているのです。 またD学習時(赤点滅)に[CTRL]を忘れるとCTRLを押した状態に変換するので漢字FPが呼べません。 注)このようなシフト状態変換を含む設定は一回のキータッチで多数のキーコードを産み出してしまう為、乱用を避けて下さい。なお、NumLockLEDの状態を変更させる設定は出来ません。